幼稚園の後公文へ行って来ました。
いつもは公文に行くのは小学生のいなくなる夜7時過ぎが多いのですが、さすがにこの寒さに自転車でTomoを連れていくのにもかわいそうなので今回は昼間に行くことに。
教室はまだ2時台ということもあり小学生の数も数名いる程度でした。
教室の隅に座ったTomoはずっと何か独り言を言っていました。
子供たちの中にTomoの幼稚園を卒園した子が話しかけてきました。
「Tomoちゃんいつも何か言ってるけど何言ってるか分からないんだよ」
私はどう返したら良いのか言葉が見つからなく、「そうだねー。Tomoちゃんおしゃべりが苦手だからね。」と返しました。
Tomoは「パズルやる!」と言って9ピースのパズルを持ってきました。
Tomoはパズルが好きなのですがどうも絵柄を見てパズルをするというよりパズルの形だけを見てやろうとするので時々ハチャメチャな組みあわせな絵になっているときがあります。
見本の絵を確認しながらパーツ同士の絵柄を合わせていくというのも普通の子なら簡単なことでもTomoには意外に難しいことだったります。
私が絵を見ながら「ここは目があるよ。じゃあここは何が来る?」と一つ一つ見本と照らし合わせながらアドバイスをしていきました。
無事パズルが出来上がると嬉しそうにニヤニヤ絵を見ていました。
そろそろプリントをと思い一緒にプリントをやり始めるとTomoは一枚終わったところで先生に花マルを貰いに宿題の採点している先生の机にハラリと乗せました。
宿題の採点をしている先生は採点の手伝いに来ている方らしく、主に昼間にいる方のようです。
昼間に教室に来ることの少なかったTomoはまだ数回しかお会いしてないと思います。
なので一枚一枚花マルをするこだわりのことなど知るはずもなく、いきなりのTomoの行動に少々驚きながらも大きな○に「100」と描いて「はい、百点ね」とTomoに採点したプリントを見せてくれました。
花マルではなかったもののTomoは嬉しそうに机に戻り、次々プリントをこなしました。
Tomoがやっているプリントはまだ自分で答えを書くようなものではなく、ひらがなを読んだり数字を数えたり迷路をなぞったりといったものなのですが、声の発声が上手ではないTomoは少し鼻にかかった大きな声を出したり、「あむあむあむ・・」や「まぐまぐまぐ・・」と言った意味のないなん語を天井を見ながら言ってたりします。
集中が途切れるとそういう言葉が多くなるのですが、教室の中は大きな小学生の子達も次第に増え、Tomoの存在が目立つようになりました。
Tomoがプリントを先生に提出しに行くとTomoの口真似をして「あうあうあうあう~」とからかってて友達と話してる子がいました。
その子は私がすぐ後ろにいることに気がつくと緊張した様子で目を逸らしました。
当然Tomoはそんな風にからかわれていることなど分かるわけもなく先生に「花マル!」と言ってじっと待っています。
本当に小さな出来事だとは思うのですが、その男の子がTomoをからかう姿を見てTomoが小学校に上がってからのことを思いました。
今のところ幼稚園や公文の教室のすぐ近くの小学校の心障学級への進学を考えているのですが、こういう場面に直面するとなんというか不安というか・・イジメのこととかふと考えちゃうんですよね。
Tomoの幼稚園出身の子の多くが近くのその小学校へ行くわけで、私も顔なじみのお母さん方が多くとてもやりやすい環境だとは思うのですが、当然、他の保育園や幼稚園から来ているお子さんも多いわけで、そういう子供たちがどうTomoを受け入れてくれるのか・・とかね・・。
まぁ、基本的に心障学級と普通学級ですから行事以外に関わりは少ないかとは思うのですが、「あー、あの子公文に来てる変なやつー」的なことにならないかといらん心配してみたりして・・。
本当は私的には言い返したかったですわ!
でも小学生の子ども相手に分かってもらえる言葉が見つからなかった・・。
「この子は生まれつきの病気(障害という言葉は難しそうなのであえて病気と表現してみる・・)で話したり言葉を理解したりするのが上手にできないんだ」
って言えば分かってもらえたかなー?
ん・・でもやっぱり難しい・・
私の言い方次第で誤解を招くかもしれないし・・
Tomoのことをもっと悪く言われたら辛いし・・
結局は何も言えなかったダメな母でございます・・。
Tomoのプリントが終わった頃、先生と少しお話しました。
今度からTomoの算数のプリントが1つレベルが上がることになりました。
とは言ってもまだ数の数えですが。
前にも算数のプリントで内容が変わったときにこだわりが出て次へ中々進めなかったことがあったので今回は少しづつ今までのプリントの最後の2~3枚を新しいもの差し替えて進めていくことになりました。
先生は最近公文の指導者の障害児教育の勉強会へ前回に引き続き行ってくださったらしく、そこで聞いてきたことを少しお話してくださいました。
通常公文の学習スピードというのは健常のお子さんであれば就学前には計算に入っているものらしいのですが、Tomoの場合は焦らずに小学校6年間で足し算、引き算、掛け算、割り算ができるようなことを目標にじっくりやることが大事らしいです。
先生は「お母さんとしてはやはり就学前までに計算ができるようにとか思いますか?」と聞かれたので、
「そもそも公文を始めたきかっけは脳の働きを良くしようという目的で始めましたし、小学校も普通学級という風には思ってないのですが、親としてはできるだけ可能性を広げたい気持ちはあります。」と答えました。
先生も「そうですよね・・」と答えながらも、「将来就労に必要となる最低限の計算ができるようにというのを目標にやっていきましょう
」ということに話がまとまりました。
Tomoの将来かぁ・・・
Tomoには何の可能性があるんだろう・・
Tomoにも何か眠っている可能性があるのかな?
いつかみつかるといいな・・可能性。
スポンサーサイト